鉄分は失いやすい・吸収されにくい性質があります。そのため鉄分を摂り入れる習慣だけではなく、運動や季節による発汗など、鉄分を失ってしまう原因を知り、対策していくことも必要です。
貧血というと、立ち眩みなどの症状が代表されますが、意外な症状も引き起こしていることをご存知でしたか?
– そのお悩みもしかして鉄不足?-
鉄分は、血液の赤血球中に含まれるヘモグロビンの材料になるミネラルの事です。
ヘモグロビンには、血液中で酸素と結びつき、体のすみずみまで酸素を届けたり、たまった二酸化炭素を回収するといった働きがあります。
体内で鉄分が不足すると、ヘモグロビンが作られなくなってしまい、身体が貧血状態になることで様々な症状として現れます。
疲れやすい
筋肉は血液が運ぶ酸素や栄養をエネルギーにしています。鉄分不足によりヘモグロビンが不足すると、酸素と二酸化炭素の交換が上手くいかないことで、エネルギーを作り出すことが難しくなり、疲れ・だるさとなって現れます。
目覚めが良くない
睡眠に関係しているメラトニンという神経物質の合成には鉄が必要になります。
メラトニンが十分に作用しないと入眠や目覚めが上手くできなくなると言われています。
立ち眩みがある
鉄分不足によりヘモグロビンが不足すると体内の酸素量が減り、脳が酸欠状態になることで、めまいや立ち眩みといった症状が現れます。
脳は体重の2%程度の器官ですが、カラダに取りいれた酸素の20%を必要とします。
たくさんの休養をとっても疲れているのは仕事や家事が忙しいから、貧血症状が出やすい体質だから…そんな風に決めてしまってはいませんか?
誰しも抱えているお悩みの根底には鉄分不足が隠れているかもしれません。少しずつの積み重ねが明日のカラダを作ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続き、フローラディクスをお楽しみくださいませ。