毎日口にする水のこと
夏真っ盛り、水分補給が大事な季節ですね。
私たちの身体を潤してくれる水には、
微量ではありますがカルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラルが溶け込んでいます。
ヒトのカラダには欠かせない16種類のミネラルを必須ミネラルと呼び、これらは特にカラダに不足しがちな栄養素でもあります。
汗をたくさんかくこの時期には体内のミネラルが不足し、熱中症などのリスクにつながります。
そんなミネラルの量から、水の硬度が定義づけされていることはご存知でしょうか?
水の硬度について
水の硬度が違う理由としては、採水地の地質が影響しています。
ヨーロッパの地下水や河川の水は、石灰質が豊富に含まれている地層を時間をかけて流れてくるため、ミネラルが水に多く溶け込み硬水と呼ばれています。
一方で日本の場合は雨が多く、傾斜が多く川の流れも急であるため水に溶けだすミネラルが少なく軟水と呼ばれています。
また、市販のミネラルウォーターには垣根がなく硬度が10以下の非常にまろやかなものから、1000を超えるものまでさまざま販売されています。
水分補給は健康の第一歩
ミネラルを豊富に摂取すると基礎代謝を上げると期待されており、運動中の水分補給を硬水にされている方もいらっしゃいますね。
しかし、運動をすることで必須ミネラルの一つである鉄分は普段より多く必要になります。
私たちが生きていくうえで欠かせない「酸素」を運搬する鉄分は、吸収しづらい栄養素であることや、ミネラルそのものが吸収率を下げてしまうこと可能性があります。
そのため、効率よく摂取するためにはほかの食材との組み合わせといった工夫が必要になります。
栄養は組み合わせが大事
例えば「鉄分」であればビタミンCと一緒に取ることでカラダが摂り入れやすい性質に還元されるため鉄分の吸収率を大きく上げてくれます。
他にもお茶などに含まれる「タンニン」やコーヒーなどに含まれる「カフェイン」を飲む際に間隔を空けることで、鉄分を吸収しやすい環境にすることができます。
水分をはじめしっかりとした栄養補給が欠かせない今だからこそ、口にするものの組み合わせを意識してワンランク上の健康習慣を身につけてみませんか?