これまで、オーガニックの原材料や製品などを踏まえて
「食べる」から地球にやさしいコトをご紹介してきました。
今回は私たちには欠かせない「衣服」ファッションの分野から地球のコトを考えてみましょう。
ファッションが抱える環境問題
私たちが身にまとっている服1枚を作る工程はとしては、素材の調達に始まり、紡績(繊維を糸にすること)から染色、縫製、輸送など消費者の手元に届くまで様々な工程を経ること、
また大量生産と相まって環境への負荷が高いと言われています。
服を一着作るために使われる水の量はなんと、浴槽約11杯分、これは約2,300リットルになります。
さらにCO2排出量は25.5キログラムと、ペットボトル約255本製造できる量に当たります。
①水質汚染
服が一着出来上がるまでには大量の水を必要とします。
世界の工業用水汚染の2割が繊維の染色やその処理を理由としています。
染色の過程で化学物質が水中に流れ出ることで、地下水や河川といった水資源への汚染が懸念されています。
②大気汚染
石油を由来した原材料の合成や、縫製・輸送といったあらゆる面を含んだ、製品製造にかかる温室効果ガスの排出量はなんと合計12億トンに上り、
これは世界中の国際航空業界・海運業界を足したものより多い量になります。
③廃棄物
1年間で供給される衣服は81.9万トン、その9割に当たる78.7万トンが1年で手放され、さらに手放された衣服の2/3が廃棄といわれています。
サステナブルにファッションを楽しもう
ただ、廃棄について考えすぎると楽しむこともできません。
服を着て生活する以上はファッションについても考えていたいですよね。
ということで、これからのオシャレの選択肢として、サステナブルファッションを取り入れてみませんか?
①今持っている服を長く着る
長く1着を楽しむ。リペアやリメイクでさらに楽しむ。
流行の周期は約20年ともいわれ、もう一度慣れ親しんだお洋服を楽しむこともあるかも♪
②リユースを楽しむ
古着屋やサブスクリプションサービスで楽しもう。
掘り出し物手に入れたり、運命の出会いがあるリユース市場。
オサイフにも地球にも優しい出会いを。
③先の事を考える
購入前に、自分のクローゼットを思い出してみましょう!
ピッタリの着回しができそう?
また洗濯などの手入れのしやすさなど、大事にできるかを見極めよう!
④作られ方をチェック
再生素材やサステナブルな素材の商品を見つけよう!
海で集められたプラスチックゴミの再利用など、あらゆる面から地球にアプローチ
⑤服を資源として再生利用
古詩を店舗に持ち込む。
古着を資源として回収してもらおう。
現在、サステナブルを掲げる企業では衣類回収を行っている店舗があります。
着なくなったお洋服、ついつい箪笥の肥やしにしがちではありませんか?
誰かの地球の為に役に立つ衣類回収を利用してみましょう。
地球・環境にやさしいことは、身の回りで様々なベクトルで存在します。
私たちはフローラディクス(Floradix®)をきっかけに、今出来ることを知り、実践し、持続可能な社会に貢献していきたいと考えています。
出典・参考:サステナブルファッション(環境省)