9月を健やかに過ごす。夏の疲れをリセットし、実りの秋を迎えるための健康習慣
9月を健やかに過ごす。夏の疲れをリセットし、実りの秋を迎えるための健康習慣

厳しい暑さが続いた夏がようやく終わりを告げ、朝晩の空気の中にふと秋の気配を感じる9月。過ごしやすい季節の到来に心躍る一方で、私たちの身体は夏の間に蓄積したダメージと、新たな季節への移行という二重のストレスに晒されています。「なんとなく身体がだるい」「食欲がない」「気分が落ち込みがち」といった不調を感じてはいないでしょうか。

9月は、夏の疲れをリセットし、本格的な秋、そして冬に備えるための大切な準備期間です。この季節の変わり目を健やかに乗り越え、実りの秋を満喫するためのセルフケアについて考えてみましょう。

1. 夏の「置き土産」をリセットするケア

夏の間に私たちが受けていた影響は、想像以上に大きいものです。まずは、その「置き土産」を丁寧に解消していくことから始めましょう。

① 内臓の冷えを温める

暑いからと、冷たい飲み物や食べ物、あっさりした麺類ばかりで食事を済ませていませんでしたか?こうした食生活は、胃腸を直接冷やし、消化機能を低下させる原因となります。食欲不振や下痢、夏バテの長引きは、内臓の冷えが関係しているかもしれません。

9月からは意識的に温かい食事を摂り入れましょう。具沢山の味噌汁やスープは、手軽に野菜やタンパク質を摂取でき、身体を芯から温めてくれます。生姜やネギ、ニンニクなどの薬味を上手に使うのもおすすめです。飲み物も、常温や白湯を選ぶ習慣をつけ、内側からじんわりと身体を温め、疲れた胃腸を労わってあげましょう。

② 自律神経の乱れを整える

屋外の猛暑と冷房の効いた室内の急激な温度差は、体温調節を司る自律神経に大きな負担をかけます。自律神経が乱れると、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、不眠など、様々な不調が現れます。

この乱れを整える鍵は「リラックス」です。ぬるめのお湯(38〜40℃)に15〜20分ほどゆっくりと浸かる入浴は、副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせるのに非常に効果的です。血行が促進され、筋肉の緊張もほぐれます。アロマオイルを数滴垂らしたり、好きな音楽を聴いたりするのも良いでしょう。 また、質の良い睡眠も不可欠です。就寝前にスマートフォンやパソコンの画面を見るのは避け、部屋を暗くして、心穏やかな時間を作ることが、自律神経のバランス回復に繋がります。

2. 「秋の気候」に身体を適応させる

9月は、日中はまだ残暑が厳しい一方で、朝晩は肌寒さを感じる日も増えてきます。この寒暖差もまた、自律神経の乱れを招く一因です。

① こまめな体温調節

服装で上手に体温調節をすることが大切です。「首」「手首」「足首」の三つの首は、太い血管が皮膚の近くを通っているため、外気の影響を受けやすい場所。この三首を冷やさないように、ストールやカーディガン、靴下などを活用しましょう。日中は半袖でも、羽織るものを一枚持っておくだけで、急な気温の変化に対応できます。

② 乾燥への備え

秋が深まるにつれて、空気はどんどん乾燥していきます。空気が乾燥すると、喉や鼻の粘膜が乾き、ウイルスが侵入しやすくなります。肌の乾燥やかゆみも気になり始める頃です。 こまめな水分補給はもちろんのこと、加湿器などを利用して室内の湿度を適切(50〜60%)に保つことを心がけましょう。肌の保湿ケアも、夏用のさっぱりしたものから、少し保湿力の高いものへ切り替える準備を始めると良いでしょう。

3. 「食欲の秋」と「心の揺らぎ」に寄り添う

秋は気候が良いだけでなく、美味しい食材が豊富な季節でもあります。食を楽しみながら、心身の栄養に繋げていきましょう。

① 旬の恵みで栄養補給

秋の味覚は、夏の間に消耗した体力を回復させ、冬に備えるための栄養素が豊富に含まれています。

  • きのこ類(しめじ、舞茸、エリンギなど): 食物繊維が豊富で腸内環境を整えます。また、免疫機能を調整する働きがあると言われるビタミンDも含まれています。
  • 秋刀魚(さんま): 良質なたんぱく質に加え、血液をサラサラにする効果が期待できるEPAやDHAが豊富です。
  • 根菜類(さつまいも、ごぼう、れんこんなど): 食物繊維が多く、身体を温める効果がある食材です。ビタミンCが豊富で、夏の紫外線ダメージの回復にも役立ちます。

これらの旬の食材をバランス良く取り入れ、「美味しい」と感じながら食事を楽しむことが、何よりの健康法と言えるかもしれません。

② 秋のメンタルケア

「物悲しい秋」という言葉があるように、この季節はなんとなく気分が落ち込んだり、寂しさを感じたりすることがあります。これは、夏に比べて日照時間が短くなることで、精神を安定させる働きのある脳内物質「セロトニン」の分泌が減少することが一因と考えられています。

対策としては、意識的に太陽の光を浴びることが有効です。特に午前中の光を浴びながら、軽いウォーキングや散歩をするのがおすすめです。リズミカルな運動はセロトニンの分泌を促す効果も期待できます。 また、「芸術の秋」「読書の秋」と言われるように、何かに没頭できる趣味の時間を持つのも良いでしょう。自分の心と向き合い、穏やかに過ごす時間を大切にすることが、心の安定に繋がります。

9月は、過ぎ去る夏を惜しみつつ、新しい季節の訪れに心を弾ませる、美しい月です。この大切な時期に、少しだけご自身の身体と心に意識を向け、丁寧にケアをしてあげることで、これからの季節をより一層元気に、そして豊かに過ごすことができるはずです。

夏の疲れをしっかりと癒し、旬の恵みを味わいながら、健やかな心と身体で素晴らしい秋をお迎えください。

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